「誰がどう見ても、いい商品なのに…なぜか売れない」
そんな悩み、ありませんか?

 
自信を持って勧められる商品なのに、いざお客さんに提案してみると、

「うーん……ちょっと考えます」

この一言で話が止まる。
こういったケース、実はかなり多いです。
私自身何度もこんな失注を経験しました。

 
でもこの「売れない問題」、実は多くの人が同じ“やらかし”をしています。
それは「納得感」を出していない
ということ。

 

「お得感」ではなく「納得感」

 
この話をするとよく
「お得な内容にしてますよ?」という反応をもらいます。

でも、残念なことにお得なだけでは人は動かない。

 
たとえば、「定価1万円のコースが、今だけ半額です!」と言われても、
人はこう思うんです。

「なんで半額なんだろ?なにか裏があるんじゃ…?」

これは人間の本能みたいなもので、「自分に都合が良すぎる」と警戒するんです。 

 

実体験:祖母と格安SIMの話

 
これは僕の祖母の話なんですが、以前はdocomoのスマホを使っていました。

祖母は高齢で、別にスマホは電話とLINEの連絡手段さえ使えればいいと思う人。

私はある日、「docomoやめて、格安SIMにすれば料金がグッと下がるよ」と伝えたんです。

すると、祖母はこう返してきました。

「でも通信遅くなったり、通話が繋がりにくくなるんじゃないの?」

 
なるほど、と思いました。

同じ使い方で、値段だけ下がる。
そんなうまい話があるわけないと思っていたわけです。

つまり、「安くなる理由」がわからないと。

明らかに自分にとってうれしいことなのに、その理由が分からないと人間って不安になるんですね。

これは、あなたのお客さんにも起こっている現象です。

 

「いい商品なのに売れない人」がやっていないこと

 
どんなに素晴らしい商品でも、納得感がないと人は動きません。

「なぜそれが実現できるのか」「なぜこんなに安いのか」

その“裏事情”を伝えていないと、疑いが先に立ってしまう。

 たとえば、格安で売ってる成型不良のお菓子ってありますよね。
形は悪いけど、味は変わらない。
「見た目が悪いから格安です」と説明されれば、納得して買えます。

でも、理由もなく安くなっていたら、「大丈夫かな?」と手が止まります。

 

納得感を作る魔法のひと言:「実は、〇〇でして…」

ではどうすれば、「納得感」は生み出せるのか?

 
この“納得感”を生む方法は、実はシンプルです。
それが、

「実は……こういう理由があって、今回はこの価格なんです」

「通常は〇〇なんですが、今だけ△△なのでご案内できます」

といった、裏事情の開示

 ちょっとした「実は…」が、疑念を晴らし、信頼につながります。

僕が良く使うのは、業界の裏事情を話すことです。

「実は世の中のコンサルって…」
「この業界って〇〇の理由があるから、この値段でやってる人が多いんですよ。」

業界の裏事情をいれれば、
お客さんは「私たちの知らないそういう秘密があったんだ」
と、納得してくれる方が非常に多い。

商品が安い理由も説明できますし、
上手く使えば、商品が高い理由についても納得してもらえます。

「実はこれこれ、こういう事情と理由があって…」
と説明すれば

「なるほど、だからこの料金なんだねぇ」
と高額商品にも納得してもらえる。

むしろ私や私のコーチング生だと、こっちの使い方の方が多いですね。

これをするだけで、クロージング成功率は格段に上がります。

大事なのは、お客さんの疑問を払しょくして
「なぜ?」をなくすこと

正直、これだけで商品はカンタンに売れるようになります。

 

まとめ:売れるのは「お得感」ではなく「納得感」

 
・人は都合のいい話に疑念を抱く
・いい商品でも、納得できなければ買わない
・「実は…」で裏事情を話すだけで、納得してもらえる

 
だから、これからはこう考えてみてください。

「お得だから買ってもらえる」ではなく、
「納得してもらえるから買ってもらえる」

 この意識の切り替えが、あなたの売上を変えていきます。

今日からあなたがやるべきは、
「商品をお得に魅せる方法」を磨くのではなく、

「なぜその商品はその価値なのかを納得させる方法」を
考える事です。

人は納得できなければ、安くても買わないんです。

逆を言えば、納得さえすれば、高くても買ってくれます。

この認識がないと
「商品が売れない…もっと安くしなきゃ…」
なんて最悪のネガティブ思考に…

“自分はその商品の価値を納得できるだけの説明が出来ているか?”

ぜひ考えてみてくださいね!