商品はすごく自信があるのに思ったほど売れない。
どう考えてもあそこの会社の商品よりいいのに向こうのが売れている。
あなたもこんなこと思ったことありませんか。
正直これはしょうがない。
お客さんはその道のプロではないので、細かい所まで良し悪しが分かる人はほとんどいない。
結局話題性や売り方が上手い方が売れてしまう現実。
今回はもっと売れるはずなのにと思うかたに使ってほしい商品の紹介方法です。
これを使えば商品やサービスの中身を変えずに、より魅力的に見せる事が出来ます。
誇大広告でもありません。
今回はそんなお話です。
今回の記事はこんな方におすすめ
- 自身の商品がもっと売れると信じている方
- 商品の魅力を伝えきれてないと思う方
売上を爆発的に増やす商品の紹介方法
しょっぱな結論から行きましょう。
売上を爆発的に増やす商品の紹介方法は
商品の欠点を挙げることです
じゃ、説明して行きましょう!
広告を信用できなくなった日本人
もしあなたが何かしらの商品を売り込まれたとします。
営業マンにあーだこーだ言われますね。
そしてあなたはこう思う。
「なんかうそくせぇな。」
今の広告は書いてあるのは商品の良い所ばっかり。
信用して買ってみたら言ってることと違うじゃねぇか。
そんな広告に振り回されすぎてみんなブランドのいう事なんて信用できなくなっているんですね。
見栄えばっかりいいやつがこいつ何かたくらんでるんじゃないの?と見えてしまう感じです。
商品レビューもそうです。
もしあなたが5点満点レビューしかついてない商品を見かけたらまず何を思いますか?
「どうせお金払って星5レビューしてもらったんだろ。」
そう思いませんか?僕はそう思います。
小さな弱点は欠点じゃなくて愛嬌
そんな自分のいいとこばっか自慢しているなかで一人だけ自分の欠点を告白する人がいたらどうでしょう?
こんな実験があります。
星型のクッキーを2種類用意して620人の人たちからアンケートを取りました。
クッキーは味も大きさも全く同じ。
唯一の違いとして片方はクッキーの端っこが軽く欠けていて、もう片方は完璧な星の形をしたクッキーでした。
この二つでどちらが好きかアンケートを取った所、端っこが欠けているクッキーの方が好きと答えた人は完璧な星型クッキーが好きと答えた方よりも1.5倍多かったのです。
商品としては完璧な星型クッキーの方が価値が上なのに、形が少し欠けているクッキーの方が好かれた。
小さな弱点は魅力を引き出すのです。
これは人間にだって当てはまります。
なんでも完璧そうに見えて欠点がなさそうな人は近寄りがたそうに見えますが、ちょっと弱点があるだけで一気に親しみやすくなります。
有名人だってちょっと抜けたところがあると親近感に繋がります。
身近な人の小さなギャップに惚れた方もいると思います。
小さな弱点は魅力をさらに引き出すスパイスなんです。
弱点を堂々と言っても本当に大丈夫か?
でも本当に弱点言っても大丈夫か?逆にお客さん減らねぇ?
あなたは多分今そんなことを思われてるはず。
大丈夫!
だって大企業ですら使ってる方法なんだから!
その会社はフォルクスワーゲン。
あの自動車メーカーです。
1960年代にフォルクスワーゲン・ビートルに使われた広告文がこちら。
「不格好ですが、目的地にお連れします。」
自社の車を不格好と言うのは普通はまずしないでしょうw
ちなみに形はこんな感じ。
たしかにスポーティーな車からしたら不格好でしょう。
そもそもビートル(虫)って名前からも皮肉がたっぷりw
このビートルは他にも
「小さいことが理想」「115km/hしか出せません」などの
面白い広告で注目を集め、飛ぶように売れました。
1963年にはフォルクスワーゲンがアメリカで最も売れた輸入車ブランドにもなりました。
もう一つ身近な例があります。
それは飲食店。
よく飲食店とかで「注文を受けてから○○」みたいな注意書き見ませんか?
あれは注文してから出てくるまでが遅いことの言い訳ですが、あえてそれを言ってしまう事により
「丁寧に作ってるんだな」とお客さんに思ってもらえるわけです。
案外探せば身近なところにいっぱい隠れてます。
レビューも満点よりちょっと低いくらいがちょうどいい
先ほど星5レビューが嘘くさいという話をしました。
逆にお客さんが一番信用できる点数は何か?
それを調べたとある大学の実験があります。
説明が面倒なので結論だけ言ってしまう商品によるがレビューが4.2~4.5の時書いてあるレビューの信ぴょう性が増すというデータが出ています。
ですので完璧よりもちょっと弱点はあったくらいがいいのです。
注意!使い方を間違えると逆効果
ちなみに弱点を堂々と言って好意的に見てもらう方法をプラットフォール効果というのですが、効果的に使うには条件があります。
それは弱点は小さくないといけないことです。
たとえば最初にあげた二つの星型クッキーの話。
片方はちょっと形が欠けているだけでしたが、味がまずかったらどうでしょう?
ただのまずくて形の悪いクッキーですw
人間だってすごい人に抜けているところがあるとギャップで更によく見えるわけで、性格最悪の人の抜けているところを見たところで更にその人のことを嫌いになるだけです。
つまり、商品にこのプラットフォール効果を使うには小さな弱点以外は品質は良くないといけません。
あくまで良い商品のちょっとここは弱点だけど・・・っていう部分をあえて言う事に意味があります。
ダメな商品を売れやすくすることはできないんです。
ここをはき違えると更に売れなくなりますのでご注意を。
まとめ
このプラットフォール効果はほんとにみんな使ってないので上手く使ってください。
商品のちょっと弱い部分を言うだけでマジで今より売れるようになります。
うえで飲食店がこの方法を使ってると書きましたが、商品自体の弱点に言及してるわけではありません。
自社の商品に対して弱点をいってる広告はほぼないです。
だって、自社の商品の弱点を認めるのは作った人間としては認めがたいからです。
だからこそ、その殻が破れたら売上の壁も破れるようになります。
ぜひあなたの殻も破ってみてください。
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