より多くの人に売れる商品を作ろう。
商品を作るに誰もが思う事だと思います。
そして出来上がるのは思っていたよりパッとしない商品。
時間と労力をかけたのに新商品が思ったより売れないのはよくあります。
今回は売れない商品の特徴と売れるためにどうすればいいかを解説していきます。
この記事はこのような方におすすめです。
- 今の商品の売れ方に満足していない方
- 今よりもっと売れる商品を作りたい方
ぜひ参考にしてみてください。
売れない商品の共通する特徴
売れない商品の特徴はすべてこれにつながります。
多くの人に売ろうとするから
なぜ多くの人に売ろうとするとダメなのか理由を一つずつ解説していきます。
- 多くの人に売る資金が足りない
- 安くないと売れない
- お客さんがいい商品と認識しない
多くの人に売る資金が足りない
多くの人に売ろうとするのは一見、正しいように見えます。
実際、大企業であれば正しいです。
多くの人をターゲットにしてそれを実現する資金と販路、労力があれば可能です。
逆に言えば資金も販路もなければ、先に力尽きて自滅するのがオチです。
ほとんどの会社はそんな体力はありません。
だからこそ売りたい相手を絞って広告とマーケティングをそこに注力することで、その市場でなら大企業に負けないポジションにつくことができます。
安くないと売れない
万人向け商品を作ろうとすると多くの人の要望をかなえる必要があります。
あの機能がいる、この機能がいる、と際限がありません。
そしてより多くの機能をつけると、どうしても平凡な商品が出来上がります。
どこかに特化した商品を作ると、それを受け付けないお客さんが出てくるからです。
なので平凡にならざるを得ません。
ですが平凡な商品になるという事は、逆により多くの競合にさらされます。
みんな同じようなことを考えるからですね。
そして多くの人を願望をかなえようとする最大のデメリットは価格です。
全ての人がと言っていいほど商品を安く買うことを望みます。
万人向けの商品を作るなら避けて通れない願望です。
平凡な商品を多くの競合がいる市場に出すとどうなるか。
そんな市場では価格の安い商品が勝つに決まっています。
だって平凡な商品が並んでいるならば、どれを買っても大差なんてないんですから。
そして一番安い商品を作れるの大量生産、大量販売できる大企業が相手です。
こんなの負けるに決まっています。
多くの人に売るという事は大企業と戦うと同じ意味なのです。
お客さんがいい商品と認識しない
たとえば、あなたが心臓の手術を受けることになった所を想像してみてください。
二人のお医者さんから手術してくれる人を選びます。
一人は普通の外科医のお医者さん、もう一人は心臓外科専門のお医者さんです。
あなたならどちらを選びたいですか?
おそらく心臓外科専門のお医者さんを選びたくなったのではないでしょうか。
人は取り扱う範囲が狭ければ狭いほど、専門性が高いと無意識に考えます。
外科医と心臓外科医を比べただけですが、無意識に心臓専門ならそっちの方が技術が上だと無意識に思ったはずです。(外科医のほうがブラックジャックであれば認識は変わるかもしれませんが笑)
これは商品やサービスにも適応されます。
必要な人にとっては、特定の人向けのニッチ商品のほうが優れていると感じます。
逆に万人向けの商品はそれらのものより粗悪だと思われます。実際にはそうでないとしてもです。
価格で勝てず、お客さんの認識としても劣っていると思われてしまえば売れない商品になってしまう。
この三つの原因が売れない商品が生まれてしまう理由です。
特定のニッチな人に商品を売るメリット
万人向けの商品を作って売ることがどれだけ危険なことかわかってもらえたと思います。
逆に特定の人を狙ったニッチな商品を作るメリットを紹介していきます。
といっても上で書いたデメリットの反対の事になるわけですが。
- 広告費が安く済み、かつ効果的な広告を作れる
- 価格が高くても買ってもらえる
広告費が安く済み、かつ効果的な広告を作れる
当たり前ですがターゲットを絞ることで広告費が安く済みます。
これは資金に限りのある中小企業ではありがたいです。
そしてターゲットを絞ることで広告も良いものが作れるようになります。
先ほどの外科医と心臓外科医の例えですが、
外科医「体のあらゆる場所の手術ができます。」よりも
心臓外科医「心臓の手術を専門にしています。心臓の事ならおまかせください。」
と言われる方が心臓の病気を持っている人にはインパクトのあるメッセージになります。
この様に商品も特定のモノが欲しい人にとっては、ターゲットを絞った広告のほうが心に刺さります。
価格が高くても買ってもらえる
ターゲットを絞ると市場も小さいです。
それは悪い事ばかりではありません。
市場が小さいという事は競合も少ないという事。
だから価格競争も起こりづらい。
場合によってはその市場にターゲットの最も欲しがる商品を売っているのはあなただけという事もあります。
この場合、価格は問題になりません。
人は専門的な商品、サービスほど値段が高くなることを知っているからです。
デメリットの時も言いましたがターゲット絞った専門的な商品のほうが高品質と思ってもらえます。
これも平均より高い値段をつけるハードルを下げてくれます。
だからこそ、高単価、高利益な商品を作ることが可能になる。
販売できる体力や範囲が限られている小さな会社にはこれは大きなメリットです。
高単価商品を作る必要性は市場で生き残るために必要です。
こちらで詳しく説明してるので興味のある方はぜひご覧くださいね。
まとめ
これが万人向けの商品が売れない理由とターゲットを絞ったニッチ商品が儲かる仕組みでした。
ターゲットを絞ることで取りこぼす客層がいる事をいることを恐れるのは社長として当たり前のことだと思います。
人間は損を避けるためなら利益を捨てることすらいとわないように作られているからです。
なのでより多くの人を対象にした商品を作りたくなるのは人として仕方ありません。
ですが、それはほかの多くの社長さんも同様です。
ビジネスは周りと同じことをすれば、周りに似たどこにでもある会社になります。
もしあなたが周りの競合を大きく引き離したいなら、競合がしないような事をしなければいけません。
この方法を実践して市場で抜きんでた存在になってくださいね。