「再現性100%!」
「スキルなし未経験でも稼げます!」
「専業主婦でも稼げました!」
ネットやSNSを眺めてたら、一日に一回は見るような文言。
ホントかよ…
そう思いつつ、ちょっと気になってクリック。
リンク先を覗いてみたら、
「あれ?これガチで儲かるんじゃないか?」
どうですか?
あなたはこんな経験ありませんか?
私はありますよ。
結局は詐欺に遭いましたが(笑)
今回はビジネスにおいて再現性の高いビジネスに、
手を出してはいけない理由と、
実例として昔、私が詐欺にあった話をしようと思います。
これから起業したいとか、
個人事業主、フリーランス、副業を考えてる方は
絶対に役に立つ内容だと思いますので、
ぜひ最後まで見てくださいね。
再現性の高いビジネスが危険なワケ
再現性の高いビジネスのどこが問題なんだ?
成功の可能性が高いなら、やるべきじゃないか。
殆どの人は、そうかんがえます。
私も昔はそう考えていました。
でも、よーく考えてみてください。
ビジネスなんて言うのはその人の
環境、才能、人脈…
その他多くの要素が重なって
作られるもの。
コンビニやマクドナルドのような
フランチャイズでさえ、
出す場所が違うだけで、客層も違う。
客層が違えば、マーケティングのやり方だって変わる。
ビジネス街に出すか、住宅地に出すかで
成功しやすい方法は変わるんです。
なので本来、全てのビジネスが違って当たり前。
では、再現性が高いと謳ってるビジネスはどうか?
スキルなしでも未経験でも専業主婦でも、できる。
どんな環境、どんな才能、どんな人脈でも。
それって“誰でもできる”ってことなんですよ。
これじゃ、コンビニのレジ打ちと変わりゃしない。
レジ打ちと同じようなことやって
儲かることができるなら、
この世にお金に困る人なんて存在しませんって…
再現性が高いなんてのは
お金を稼ぐ方法を売って儲かりたい、
売る側が人を騙すための文句なだけです。
誰でもできることで儲かることができるほど
ビジネスの世界は甘くないんですね。
でも、本当に再現性の高いお金を稼ぐ方法だったら?
世の中のほとんどの再現性の高さをウリにしてる、
儲かる方法のほとんどは嘘。
しかし、稀に本当に儲かる方法を売っている人もいます。
「なら、ちゃんとした情報を買えれば問題ないんじゃない?」
そんなことはありません。
再現性が高いという時点で、
そのビジネスは死んでるんです。
実際にあなたが本当に儲かる
再現性の高いビジネスを始めたとしましょう。
たしかに最初は儲かるかもしれない。
でも、それはあなただけじゃない。
あなた以外の、そのビジネスを始めた人も儲かる。
しかも、全員。
ビジネスには市場があります。
同じことをやる人間が増えれば増えるほど、
自分の取り分は減ってしまう。
再現性が高いということは、
参入障壁が0だということ。
だれでも参加可能なビジネスなんです。
そんなビジネスがあれば、
すぐに飽和することは分かりますよね?
どんなにブルーオーシャンな事業でも
最終的にはみんな上手くいかずにレッドオーシャンに…
これが本当に儲かるビジネスでも、
再現性が高い時点で死んでる理由です。
ビジネスの参入障壁は高ければ高いほど、
壁を乗り越えれば楽が出来ます。
なぜならわざわざ壁を飛び越えてまで
楽園に来る人は少ないからです。
だから、壁を乗り越えた後
自分だけで甘い蜜が啜れる。
でもその壁の高さが、足首程度しかなかったら?
みんな目先の楽園に飛びつくでしょうね。
儲かろうが儲からなかろうが、
再現性の高さを謳ってる時点で
そのビジネスは死んでいます。
だから絶対に手を出すべきではない。
【実話】私が儲かるビジネス詐欺にあった話
10年以上昔の話。
私は個人事業主をしていました。
そのころの私は小売りビジネスで失敗を犯し、
大量の不良在庫を抱え、
毎日銀行口座とにらめっこをしながら、
毎月の支払いのことで頭がいっぱいでした。
「この状況を何とかする方法が欲しい…」
私の頭の中は、今この苦しい状況から
抜け出すための方法を探すことしか考えられない。
そしてたまたま見つけたのが
iphone修理ビジネスでした。
その頃はiphoneが普及し初め、
一気にAppleのシェアが拡大。
それに乗じてiphone修理の需要が高まっていた時期。
「フランチャイズでiphoneの修理店舗出してみませんか?」
そんな謳い文句に惹かれて、セミナーに参加。
そしてセミナーの内容は、
- iphoneの修理はプラモデルを組み立てるよりカンタンなこと
- なのに15分程度の修理で粗利5000円から1万以上
- 既に何店舗か展開し、成功してる人がいること
私や他のセミナー参加者も魅了されました。
私みたいな個人事業主や
新規事業に手を出したい中小経営者。
なかには専業主婦もいました。
初期費用とロイヤリティを支払う事。
修理のための部品は、本部から買う事。
色んな条件はありましたが、
殆どの人は同意してフランチャイズを始めました。
当然、ビジネスが苦しくなって
現状をどうにかしたい私もね。
しかし、ほとんどの人はうまくいかなかった。
そりゃそうだ。
人が違えば、成功する要因も違う。
駅近に出店できた人は、
確かに成功しやすいかもしれない。
でもお金がなくて、
自宅をお店代わりにしている人もいれば、
人通りの少ない郊外で出店した人。
更にはめちゃくちゃご近所さんで
商圏が被ってライバルになった人も。
そのフランチャイズは
拡大にめちゃくちゃ力を入れていたので、
割と近所にライバルがいるのは、当たり前でした。
身内が敵になったのです。
そうでなくても、iphone修理のフランチャイズは
そこだけでもない。
誰でもできるが故に、
このビジネスは参入する人が多かった。
そうしてこのビジネスは、
始めてみたが儲かる人はほとんど出ず、
糾弾を恐れたFC本部は、トンズラしました(笑)
マジでこんなあほらしい話があるんですよ。
これは僕の実例ですが、
ジャンルを変えれば同じような話なんて
いっぱいあります。
だから再現性の高いビジネスは、
オススメできないんです。
誰でもできるビジネスなんてのは
勝者のない椅子取りゲームです。
全員仲良く負けるまで
ずっと苦労し続けます。
まとめ
再現性の高いビジネスの危険性
それは
- 再現性が高いということは、だれでもできるという事
- 最初はうまくいっても、最後はレッドオーシャンになる事
大きく言ってこの二つ。
ここまで聞いたら再現性の高いビジネスに
手をだそうとは思わないですよね。
絶対にそれが良いです。
私みたいな無駄な失敗はしない方がいい。
あなたにはあなたなりの
環境、才能、人脈を活かすビジネスが
必ず存在します。
だから再現性の高いビジネスに
逃げちゃいけません。
逃げてもろくなことになりません。
だから絶対に自分だけのビジネス。
自分だけの楽園を見つけてくださいね。
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