【警告】社長が作るべきは素晴らしい商品ではなく、素晴らしい〇〇!

マーケティング
この記事は約6分で読めます。

素晴らしい商品があれば会社を大きく成長させられる!

残念ながらほとんどの会社がそうならないのが現実。

多くの会社が自社の商品やサービスに自信をもっているのに、経営に四苦八苦しているのが証拠でしょう。

同じような素晴らしい商品を持っているのに、会社が大きくなる会社と小さなままの会社がある。

似たような商品を売っているのにこんな大きな違いが生まれるのはなぜなのか。

今回はその違いについてお話していきたいと思います。

この記事はこんな方におすすめです

  • ライバル企業よりいい商品を売っているのにライバルの方が成長していると感じる方
  • 売り上げは伸びているけれど今以上に楽で効率的に成長させたい方

素晴らしい商品があるのに成長できない会社に足りないもの

素晴らしい商品を売っているのに大きくなる会社と小さなままの会社の違い。

それは商品を売り続けるシステムがあるかどうかです。

たいていの場合、多くの伸び悩む会社に売り続けるためのシステムが存在しません。

素晴らしい商品があれば、確かに一発当てて大きな売上を作ることができるでしょう。

しかし、売上を作って終わりです。

今月、来月は安泰でしょう。

でも半年後は?一年後は?

また素晴らしい商品を作ってどでかい売り上げを作りますか?

それが難しい事はあなたもわかりますよね。

商品を作るのだって多大な労力とお金と時間を使います。

そして自分では出来がいいと思っても、それが市場でヒットするかどうかなんて売ってみないとわからない。

売ってみたら全然売れなかったなんてこともあるわけです。

だから素晴らしい商品が出来るまで商品開発を続けるなんて言うのはギャンブルと変わりません。

当たったらいいな、外れたらいやだなをこれからずっと考えて仕事をしていかなきゃいけないわけです。

そんなの絶対いやでしょう。

しかし、こんな事を続けている社長さんが多いのも事実。

だからこそ今ある商品で最大限の売上を上げるためのシステムが必要なんです。

システムを作るにはどうすればいいのか

「システムを作るなんてどうすればいいかわからん。」

確かに商品を継続的に売り続けるシステムを作ることは難しいです。

簡単にできるなら誰だって困らないでしょう。

比較的簡単に始められやすいのは効果的な紹介プログラムをつくることです。

「なんだ紹介か。それならうちでもやってるよ。」

そんな声が聞こえてきそうですが(笑)

しかし、多くの会社に紹介プログラムはありますが、効果的な紹介プログラム作っているのは一握り。

たいていの場合作ったはいいけど特に役に立っていないのが現状です。

ちょっとした割引クーポンを渡して「知り合いの方にお渡ししてくださいね。」ぐらいで紹介とは到底言えない些末なものがほとんど。

効果的な紹介システムとはお客さんが自分から誰か紹介しなきゃと思わせるほどのモノを言います。

そしてそれには相応の特典が必要です。

紹介で成功した美容サロンの話

これは僕が実際にコンサルした美容サロンの話。

そのサロンは2人で運営している規模の小さなお店でした。

広告の知識があるわけでもなく、効果的な広告をサクッと作れるわけでもない。

僕が教えてもよかったんですが、お客さんと向き合う仕事の時間が多い方がいいというので紹介の手段を取りました。

「新規のお客さんを紹介してくれた人に痩身マッサージ(8000円相当)を無料にしましょう。」

僕はこう提案しました。

新規の客さんが「Aさんの紹介で来ました。」と言われたらAさんが一人紹介してくれたこと記録しておきます。

そしてAさんが次回来店した時に紹介の特典として、痩身マッサージ無料クーポンを渡すようにしました。

約8000円相当の特典が一人紹介するだけでもらえるのです。

総合的に見て新規のお客さんが来ても特典の8000円を引いたら利益があまり出ない事もあります。

幸いこのお店の単価は高かったのでこの紹介で赤字を出すことはなかったです。

8000円の特典は痛かったですが、劇的な効果がありました。

お店を気に入ってくれていて、ママ友などの友人が多いお客さんはめちゃくちゃ紹介してくれました。

特に広告をかけるわけでもないのにお客さんが来てくれて、そして気に入ってくれた人は常連さんになってくれたのです。

これはやらしいたとえ話かもしれませんが、お客さんに8000円渡して1万や3万円、時には10万円をもらう感覚です。

お客さんも8000円の特典をもらえるんだから紹介が苦になりません。

おススメの美容サロンを探してる人にバンバン声かけて宣伝してくれます。

もっともよかったのはお客さんの口から宣伝してくれること。

いくら店側がうちのサービス良いですよといってもお客さんには信用されません。

しかし、友人があそこのサービスは良いよと言えば、ほぼ無条件でそう思います。

何よりお客さん目線で、あれがいい、これがいい、というのを伝えてくれるのです。

これより効果的なことはありません。

そのお店ではそれまで当日予約がOKだったんですが、あまりにも予約が埋まりすぎて前日以前の予約しか受けないようになりました。

ちなみにタウン雑誌などに広告を出すのもやめました。

そんなことする必要がなくなったからです。

効果的な紹介プログラムを導入するだけで、このサロンはまるで別店舗のように生まれ変わりました。

では、どうすればいいのか

「でもうちではそんな高価な特典はつけられないよ。」

上の美容サロンの例ではたまたま単価が高かっただけなのでそれをマネる必要はありません。

要はお客さんが紹介したくなるような特典を付けるだけです。

これにはどこまでなら特典にしてもプラスにできるのかという事を知っておかなければいけません。

「うちのお客さんは一人当たり大体どれくらいの金額買ってくれてるんだろう」

一回の金額でもいいですし、追えるのであれば1か月、半年、一年でも構いません。

お客さん一人増えたらこれくらいの売上は立つから、ここまでは大丈夫だなという線引きが必要です。

高価である必要はありません。

紹介したほうが得だと思ってもらう事が肝要です。

大丈夫です。人間の金銭感覚は割とガバガバなので、得だと思ってもらえれば割と何とかなります。

でなきゃガソリンの値段やスーパーでの割引に敏感になったりしません。

実際のお金の損得よりも、得したという感情の方が重要なのです。

まとめ

「素晴らしい商品では大金を作れるが、素晴らしいシステムでは資産を作れる。」

どこの社長の言葉かは忘れましたが実際その通りだと思います。

偶然商品が当たっても、長続きせずに元通り四苦八苦する社長さんを少なからず見てきました。

偶然の成功はあっても、偶然成功し続けることは不可能です。

成功し続けるにはシステムが必要です。

あなたの会社はただ売上をあげるだけになってませんか?

売上を上げ続けてくれるシステムを作っていますか?

無ければ作りましょう。

システムが必要だと気づけただけでも大きな進歩です。

ほとんどの社長はシステムが必要だという事すら知りません。

それを証明するかのように多くの経営者が常に悩みを持っています。

そしてこれからもずっと悩み続けるでしょう。

あなたはそんな泥沼にハマらないでくださいね。